2010年10月アーカイブ

 

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リウマチは関節がダメージを受ける病気である。関節は、関節包とよばれる関節を覆う袋で包まれている。その表面には滑膜と呼ばれる薄い膜がはられている。この滑膜の炎症がきっかけとなり、関節が破壊されていく。破壊が進むと関節は強く変形して動かすことが困難となり、日常生活を営むのも難しくなります。

では、リウマチの引き金となる滑膜の炎症はどうしておこるのか。

人間の身体には外敵の侵入を防ぐための免疫がある。ところが、この自分を守るはずの免疫機構が自分の身体を攻撃してしまう。これがリウマチの仕組みであると言われている。

しかし、なぜ免疫機構に異常が起こるのかはいまだにわかっていない。

特別養護老人ホームに入所している方の家族から訪問マッサージの依頼がくることがある。施設ではマッサージやリハビリをしていないのでやってほしいとの理由です。このような入所者思いの家族の方は意外に少なく、こういった依頼がくると心温まる思いです。

しかし、このようなやさしい思いは必ずしもかなうわけではなく、権力により遮られることもしばしばです。我々マッサージ師もどうすることもできずにただ見過ごすだけとなってしまいます。

特養老人ホームに入所しているような要介護高齢者の場合などは、リハビリ要素が強く、回数を重ねる必要があるために、経済的な負担軽減から保険適用が必須となります。

ちなみに、以前にも書きましたがマッサージを保険適用するには医師の同意が必要となります。また、マッサージの保険適用の条件は拘縮や筋麻痺の場合となっています。

最近では訪問マッサージを理解してくれている医師が増えて、同意書をすぐ書いてくれるようになってきています。しかし、いまだに我々マッサージ師に対する偏見や無知、様々な思惑から同意書を書きたがらない医師がいることも事実である。

 

最近あった悲しいことを記します。

ある特養老人ホームの年輩医師に家族の方がマッサージの同意書を頼みにいきました。年輩医師は我々のことを「詐欺ではないのか?何か売りつけられるのではないか?本当に資格をもっているのか?」とさんざん家族の方に吹き込みました。家族の方は不安になり私に質問をしてきました。一つ一つ誤解を解き納得できるように説明しました。私は年輩医師も訪問マッサージを知らないのだと思ったのでパンフレットや資格証明書を家族の方に渡して年輩医師にも目を通してもらうように伝えました。

しばらくしてから、今度は年輩医師が「施設でマッサージをするのはおかしい」と言ってきたと家族の方から連絡がありました。私は特養老人ホームでマッサージをすることは制度上問題ないことを説明して、そのむねを年輩医師に伝えるように説明しました。家族の方は「来週医師と会うのでまた連絡します」とのことでした。この時点で最初の依頼から三週間以上が経っていました。年輩医師は週一しか来ないので・・・。

一週間以上経っても連絡が来ないのでご家族の方に電話しました。結局、年輩医師から「自由診療ならやってもよいが同意書は書かない」と言われたそうです。その時点でもう家族の方には以前のようなリハビリに対する熱心さはなく、私に対してもそっけなく、どうでもよいといった感じでした。年輩医師からさんざん言われて断られたのだから当然ですが。

そして私に「自由診療でしたらお金がかかるのでやりませんから」と少々疑うような口調で言ってきたので、私は「リハビリは回数が必要になりますので自由診療はうちも勧めていません」と返答してENDとなりました。

結局我々が押し売り的なイメージで終わってしまった気がするのがなんともやりきれないのですが。しかし、家族の方を非難することはできません。家族の方は被害者です。そしてなにより一番の被害者はリハビリが必要な入所者です。

柔道整復師(接骨院)が不正で癒しのマッサージに保険適用しているのに、マッサージ師の場合は本当に必要な人に保険適用することができません。このようにに同意書があることにより不公平な状態が長年の間続いています。

年輩医師はおそらく外部のマッサージ師に同意をして、何か問題でも起こされたら週一・ニで年1000万円以上(相場ですが)もらえる地位を失うのではないかと心配したのかもしれません。実際医師に責任が及ぶことはありませんが。(同意書とはマッサージ施術に同意するというものであり、治療内容を保証するものではない。責任は施術者にある。)

訪問マッサージの色々な面での認知度の低さを実感した今日この頃でした。この仕事は仕事として成り立つのかどうか・・・先が見えない。まあこれが楽しいのですが。

 

 

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