2010年6月アーカイブ

 

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保存的療法では効果がでず、日常生活に支障がでて、自分のやりたいこともできない方には、人工膝関節の手術をお勧めします。現在はかなりレベルが上がっています。

人工膝関節の手術で使われるパーツは、大腿骨側と脛骨側にかぶせる金属、半月板の役割をするプラスチックからなる。

まず、損傷した関節軟骨部分を大腿骨と脛骨の人工関節(金属)に合う形に切り取り、それぞれに埋め込みます。半月板のかわりには滑りのよいプラスチックを使います。最後にお皿のかわりをする膝蓋骨をつけます。手術はおよそ2時間で終わります。

手術後は人工関節とのつきあいが始まります。その第一歩がリハビリです。ほとんどの場合、手術の翌日から始まります。

 

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変形性膝関節症では、変形の程度や関節軟骨の減少の程度により治療方法が変わってくる。初期の関節軟骨の摩耗などでは保存的治療を行う。

保存的治療には肥満を防ぐこと、大腿四頭筋という膝を支える筋肉を鍛える運動療法、O脚の変形を矯正する装具療法、関節の滑りをよくするために潤滑油を注入する薬物療法などがある。

これらの保存療法でも痛みがなくならずに生活に支障がでるような場合は、人工関節による外科的治療などを行う。

マッサージ師による訪問マッサージ治療が最近増えてきている。歩行困難な方に対して健康保険を適用して行う訪問治療です。健康保険を適用して訪問マッサージを始めるには医師の同意が必要となる。マッサージ師には保険適用の判断は認められていないため、医師に同意書を書いてもらうのである。この同意書がマッサージ師にとって最大の壁となっている。

医師が同意書を書いてくれるのであれば手続きが煩わしいだけで問題ないのだが、中には頑なに同意書を書きたがらない医師もいる。理由は様々であるが・・・。

例えばこんなことがあった。
脳梗塞の後遺症で片麻痺の方から訪問マッサージの依頼があり、ご家族の方に説明して医師に同意書を書いてもらうように説明した。片麻痺の方本人も病院のリハビリを打ち切りにされていたために非常に楽しみにしていた。数日後にご家族の方から電話があり「マッサージはおすすめできませんと言われ、書いてもらえなかった」と言われました。ご家族やご本人も残念がっていました。何故におすすめできないのか知りたいところですが・・・

患者側からすれば「こんな面倒なことをしなければならないのであれば他にあたります」となってしまう。この「他」というのが病院のリハビリ科などであればまだ良いのであるが、接骨院の場合も多々ある。この場合マッサージ師にとって最大の屈辱となる。

接骨院(柔道整復師)では急性期のけが(捻挫、打撲)で保険適用となるが実際ではなんでもありの無法地帯となっている。もちろんマッサージ師の領域である関節拘縮、麻痺に対しても保険適用して不正請求をしている。このように、マッサージ師は同意書があるために、長い間接骨院などに職域を侵害され続けてきたのである。

マッサージに同意書なしで保険適用ができるようになることはないと思うし、ならなくても良いが、せめて接骨院(柔道整復師)の不正請求はなんとかならないものか。「柔道整復師による訪問マッサージ」これだけは絶対に許してはならない。

 

 

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"膝が痛くて歩くことが嫌になる"中高年になるとこんな悩みを抱える人が増えてきます。その原因の多くが変形性膝関節症です。変形性膝関節症の患者は高齢化とともに増加しています。では、なぜ膝に痛みがでるのか説明します。

膝の関節は大腿骨(ももの骨)と脛骨(すねの骨)と膝蓋骨(お皿)からなっています。それぞれの骨の接合部表面は潤滑油のような役割をする関節軟骨で覆われています。さらに、半月板というクッションがあることにより滑らかな動きをすることができます。変形性膝関節症はこの関節軟骨や半月板がすりへり、歩行運動時の関節への衝撃を吸収できずに変形や痛みが生じます。

患者の年齢は60歳から70歳が多く、女性に多い。女性に多いのはホルモンとの関係があると言われている。それ以外には、体重の重い方や若い頃にケガによる関節軟骨の損傷がある方などは比較的早い時期に変形性膝関節症が進行してきます。

ちなみに、日本人はO脚が多く、膝の内側に長期間の負荷がかかるために先に膝の内側の関節軟骨が変形しやすい。

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